現実を見たら理想が崩壊する幻滅が原因の蛙化現象を考察

本来の蛙化現象とは違う意味で捉えられているともされる、好きだったのに一瞬で幻滅する蛙化現象。

特別名前を付けるまでもなく、誰だって今まで一度くらいは経験したことがあるのでは?

それが一瞬だとビックリですし、問題にもなるかもしれませんが、大好きだった人が嫌いになることなんて世の中溢れていますよね。

ではなぜ一瞬で嫌いになってしまうのか。

そもそもそんなに好きではなかったのでは?なんて片付けてしまうことも出来ますが、こんなことが頻発するようでは疲れてしまいますよね。

理想が高い人の幻滅が原因の蛙化現象を代表例として解説していきますが、下記の性質の人にも共通した特徴です。

  • 向上心が強く、他人と比較しがち
  • 恋に恋して好きだと思い込んでたパターン
  • 一目惚れやファン的な感情で好きになる
  • 人として好きなのを恋と勘違い

目次

  1. 夢の世界の王子様が現実世界で見たら蛙だった!
  2. 愛憎は表裏一体。好きであればあるほど嫌いになりやすい
  3. 「好き=魅力的な人・素晴らしい人」という感覚がある人ほど、蛙化現象を起こしやすい
  4. 「理想が高い」は原因ではなく結果だった!?高いところを好きになるから理想がどんどん上がっていく
  5. 本当の原因!理想通りは期待通りで気分が良い。では好きとは?新しい感情に出会うこと
  6. 理想の高さの治し方。本当の好きとは?好き嫌いの感覚を磨く!
  7. 自分だけが持っている大切な感情の好きを探す

夢の世界の王子様が現実世界で見たら蛙だった!

実際にその人のことが好きだったのではなく、自分の頭のなかに住んでいる理想の王子様が好きだったのかも!? 自分が好きなあの人は自分を裏切ることはなくても、現実の相手が自分と恋人として関わることになったら、相手がどんな行動を取るかわかりません。相手も自分のことが好きだとアプローチされた瞬間、自分の理想のあの人が消えてしまう感覚に陥ってしまうことに!? 本当は、片思いの方が楽しかった。なんてことは…ないですよね?

こんな風に極端に言うと悪意を感じてしまう方もいると思いますが、誰にだって大好きな人には自分の理想通りの素敵な姿でいて欲しいという願いはあるもの。恋愛では、そんな美しい願いが叶うものではなく、期待を裏切られることも沢山あります。それが怖くて逃げてしまったり、ちょっとの失望だけでもうイメージが変わってしまって元には戻れなくなったり、大変切ないものです。

それとも、そもそもそんなに好きじゃないのに、「好き」が楽しくて盛り上げようとしていただけ、という場合もあるかもしれません。

愛憎は表裏一体。好きであればあるほど嫌いになりやすい

そもそも、多くの人は相手のことを好きであればあるほど嫌いになりやすいという特性を持っています。

例えば、芸能人について考えてみてください。世間一般に良い人だと言われていて、好感度が高い芸能人ほど、不倫や不祥事を起こせば大炎上になり、大バッシングを受けますよね。元々、あの人は素行が悪い、性格もいい加減で倫理観も低いと思われている芸能人が問題を起こしたところで、「やっぱりそうか」で終わりです。

人は、相手に好意を抱くと、相手に対して良いイメージを自分のなかで作り上げます。その自分の中の相手のイメージが壊れたときに、裏切られた、騙されていた、自分が良いと思っていたすべてが勘違いだった、という大きなショックになるんです。

「こんなところが好き」「あなたはこんな風に素晴らしい」「こんなあなたも好き」が沢山蓄積されていればいるほど、その気持ちが強ければ強いほど、「思っていたあなたと違った!」という一点から生まれる影響が大きくなるというわけです。

そもそも、「こんなところは好き」「でもこんな悪いところもあるよね」「ここについては自分はまだよく知らないな」というバランスのとれた見方をしているならば、「ああ、こんな悪いところもあったんだ」で済むはずのことかもしれません。一点の悪い点だけで、全体の評価が変わるといったことは起こりにくいはずです。

でも一般的に、好きになるという現象のなかでは、すでにバランスのとれた客観的な見方はなくなっていて、「自分の好きなあの人」という見方しかしなくなってしまいがちなんですね。

「好き=魅力的な人・素晴らしい人」という感覚がある人ほど、蛙化現象を起こしやすい

かっこいい人、可愛い人、凄い人、素晴らしい人、素敵な人、優しい人……それらの美徳と言われるような点に価値を置いていればいるほど、現実的な恋愛はしにくくなります。

良いところばかり見て好きになれば、悪いところが邪魔で嫌なものであるという感覚も強くなってしまうからです。

良い所を見て人を好きになるのは当たり前ですが、良ければ良いほどいいといった感覚は良くないんですね。

好きになってから、「こんなところも!あれもこれも!素晴らしい」となってしまう人は要注意です。「あなたはこういうところが素敵だから、そんなあなたを受け容れます」というように、一旦好きになったらもうそれ以上評価を上げる必要がない、それ以上の美点は必要がないという感覚を持てるようになりましょう。

「そんなに凄い人ではないけれど自分は好き」「こういうところはダメなんだけど好き」「喧嘩もするけどやっぱり好き」といった、良いところも悪いところも含めて好きという感覚がある人では、この種類の蛙化現象は起こりません。ダメなところを可愛いと思ってしまうダメンずウォーカーは蛙化現象を起こさないんです。(それが行き過ぎれば問題となることもありますね。)

「理想が高い」は原因ではなく結果だった!?高いところを好きになるから理想がどんどん上がっていく

この類の蛙化現象について、よく理想が高いのが問題だと言われますが、理想を下げる方法ってよくわからないですよね。

そんなに良い人じゃなくてもいいと妥協すればいいの?という疑問が湧いてきます。

いくら理想を下げようとしても、残念ながら「カッコいい人が好き」である限り、カッコよくない人を好きにはなりません。

そもそもその人のカッコよさを好きと思うことが問題です。

そう言われても大抵のかっこいい人が好きだと思うのタイプの人は「え?カッコいい人が好きなのは当たり前でしょ!?」と思うかもしれません。

では、これを年収の高さに置き換えてみてください。年収が高い人が好きなら、年収700万円の人よりも年収1,000万円の人が好きなはずです。年収が高い人が好きなのに、400万円でもいいか、と妥協することは諦めでしかありません。

では、そんな風に年収の高い人が好きだと言っていた人が、急に年収400万円の人と結婚することになりました。それは何故でしょうか?

答えは「年収以外のところに魅力があったから」です。そして大抵の人は、それは年収が低いけどカッコよかったからとか、年収は低いけど頭が良かったから、ではなく、「良い悪いではなく好きになったところ」が理由だと答えると思います。

相手を良い悪い、高い低い、これが出来る出来ない、ここがあるない、などのレベルやや条件で捉えている限り、理想の高さは治りません。

良い悪いに関わらず「自分が好き」なものを見つけることが鍵です。

本当の原因!理想通りは期待通りで気分が良い。では好きとは?新しい感情に出会うこと

理想が高いことで悩んでいる方は、その理想を下げようとしなくてOKです。理想はおいておいて、ただ純粋に好きか好きじゃないかで捉えるんです。

商品を選ぶときで考えてみてください。あなたは必ずしも、品質や機能性が良いものだけを買いますか?ただ好きだから買うものはありませんか?

理想が高い人は、実は自分が求めているものがよくわかっていない人が多いです。

かっこいい人が恋人だったら嬉しいなぁ、年収が高かったら生活が潤うな、優しい人なら嫌な思いをせずに大切にしてもらえそうだな、などと事前に自分が好きになれるとわかっている情報を元に相手を選んでいます。

自分がどんなものが好きかわからないから、とりあえず基準を設け、それを元に選んでいるんです。

そんな風に選んでいるから、いざ自分が相手を本当に好きになれなかったときに蛙化現象に陥ります。

あれ、かっこいいから好きだったはずなのに。優秀な人は素敵だと思っていたのに。優しい人なら一緒にいて嬉しいはずだったのに。実際には好きにはなれなかったから幻滅します。

理想が高くて、その理想を元に人を好きになる人というのは、自分で自分を騙しているのと同じなんですね。

そこでトリッキーなのが、理想が高いと、その基準に沿ったものは本当に魅力的に見えますし、その理想に合っている人を見ていると本当に幸せな気持ちになれます。決して嘘の感情ではないんです。

ただ、好きの感情とは違うということです。

理想が叶うというのは、夢が叶うということであり、自分が期待したものが実現するということです。人間の脳は、期待通りの結果が返ってくることが大好きです。絶対にそうなるとわかっていても、アンパンマンがバイキンマンを倒したら嬉しいのです。

理想通りのあの人が好きなあなたの脳は、実際には好きではないものを好きだと嘘をついているのではなく、期待通りの結果が返ってくることの快感を味わっているだけなんですね。

好きというのは期待したものが実現したときの感情とはまったくの別ものです。

その人を見ていて、その人と関わっていて、自分のなかに湧いてくる感情です。元々持っている好きと一致したから嬉しいのではなく、新しい感情が生まれるから嬉しいのです。

人を好きになると世の中のすべてが変わって見えるといいます。それは主にドーパミンなどの脳内物質の影響かとは思いますが、自分でも知らなかった自分の感情に出会うということでもあるのではないでしょうか。

誰かに対して生まれる自分の新しい感情、探してみませんか。

理想の高さの治し方。本当の好きとは?好き嫌いの感覚を磨く!

理想ではなく本当の好きになることを知れば良いとわかったところで、そんな感覚は味わったことがないからわからないという人も多いでしょう。

まず小さなところで、味わってください。

コンビニで、今まで手を出したことがなかった、自分が選ぶようなものではない商品を買ってください。嫌いなものとかではなく、ただ今まで興味がなかったものがベストです。

そして食べてみて、自分がそれを好きか、嫌いか、純粋に考えてみてください。

好きなら何故好きなのか、嫌いなら何故嫌いなのか、検証してみましょう。それが、自分の固定概念や理想に当てはめたものなのか、純粋な感情として好き・嫌いなのかを見つめなおしてみてください。

洋服を選ぶときでもそうです。流行ってるから、これなら自分に似合いそうだから、好きなブランドの服だから、ではなく。気分が良くなる服、自分だけが好きだと思える服を探してみましょう。

発展して、いろんなYoutuberを見てみるなどでもいいです。好みのタイプじゃないYoutuberも見てみてください。きちんと一本見終わって、相手が好きだったか、嫌いだったか、考えてみてください。

できるなら、実際に出会いの場や身近な人に対して練習できるといいですね。

その中で、よく見もせずに好みのタイプじゃないな、で終わっていないかどうかに注意してみてくださいね。好みのタイプじゃないけど好きか?嫌いか?を答えられるように訓練してみましょう。

結論。とにかく自分自身に対して「これ好き?嫌い?」と聞く機会を増やしてください。ただ良い!これ好き!と思えるものを見つけて、その感覚を大切にしてください。最初は、結局好みのタイプの方が好きだから意味がないと思うこともあるかもしれませんが、好き感覚に敏感になっていって自分のなかで好きを大切にする感覚が育てば、自然と本当の好きを基準に物事を選べるようになっていきます。

ちなみにそのとき、最終的に本当に好みのタイプ、理想のタイプが自分の感情的な好きと一致している場合もあります。そういう人では、理想は変わらないなかでも、理想通りのその人のことを実際に好きかどうかが判明してくるはずです。ラッキーなら、理想通りな上で本当に好きな人が見つかるかもしれないですね。

自分だけが持っている大切な感情の好きを探す

理想化による蛙化現象で悩んでいる方、いかがだったでしょうか。

理論で解決するものではないかもしれませんが、自分のなかの好きを大切にすることは、他の全ての物事でも大切なことです。

自分自身の感情だけの好きを大切にするということは、自己を大切にすることでもあります。

ただ誰にとっても素敵な人を好きになっていないか?本当に自分が、自分だけが持っている大切な感情の好きなのだと言えるか?という問題だけでも、一度考えてみてください。

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