そういう恋愛する人は無理!恋愛体質の違いが原因の蛙化現象
自分は大好きだったのに、相手から返ってきたのは夢のない現実だった…。
世間で騒がれたような、ささいなきっかけで冷めてしまう蛙化現象とは違い、相手から返ってきた好意をしっかり受け止めた上で蛙化現象になってしまう場合もあります。
蛙化現象という言葉が生まれたときの本来の意味にも最も近く、普段は蛙化現象を起こさない人からでも共感が得られやすいのが、相手と自分の恋心が育つペースや好意の質の違いで失望して引いてしまうという蛙化現象です。
接近速度が原因の蛙化現象とも呼ばれますが、自分は相手のことを長年好きでいたのに、急に相手の方も好意を伝えてきて、関係性が一気に変わってしまった場合、抵抗感を感じてしまうのが原因なんんだとか。
実際には、単に急激な変化があったときだけではなく、繊細で奥深い「恋愛感情とはなにか」という問題が絡んできているようです。
自分と相手の恋愛におけるスタンスが合わなくて蛙化してしまう人を代表例として解説していきますが、下記の性質の人にも共通した特徴です。
- 自分が好きなのはいいけど、相手の好きには引いてしまう
- 自分を好きになる人がみんな表面的で薄っぺらく見える
- 好きだと思っていたけど両想いになることが目的ではなかった
- 自分の恋愛感情と比べて、一般的な恋愛感情は弱い、薄いと感じる
目次
思っていた愛情が返ってこない…両想いなのに失恋してしまう蛙化現象
ようやく思いが叶ったのに、自分が欲しかったような好きが返ってこない……といつも泣いていませんか? あなたは相手に素晴らしい愛情を伝えているのに、相手から返ってくるのは失望ばかり、なんて本当に悲しいですよね。それをあなたが愛されないせいだとか、勘違いしてはいませんか?
自分が長年恋をしていた相手、とても純粋な気持ちで好きでいたのに、いざ両想いになったとき、相手は自分に下心も抱いているんだろうか?などと考え出したら、途端に無理!と思ってしまう。これは極端な例ですが、自分が相手に抱いている恋愛感情とは種類が違う、相性が悪い、求めていたものではないなどと感じる恋愛感情を返された場合は、蛙化現象になるのも無理はありません。
それとはまた違った原因として、相手が自分を恋愛対象として見ることによって相手の態度が変わり、好きだった相手とは違う様子になってしまったという、もうどうにもならない残念な蛙化現象もあります。友達だったときは大好きだったのに、恋人として見られたら甘々な態度や雰囲気が気持ち悪い!なんて悲劇もよくありそうです。
これに関しては、心理的な原因があるというよりは実際の相性の悪さが原因なような気もしますが、同じようなことを繰り返して悩んでいる人は、自分の性質に何か原因がないか、考えてみる必要がありそうです。
例外的なケース:好きの感情を元に求めている関係性が間違っていませんか?
相手から返ってきた好意に違和感を感じてしまう人のなかには、自分の好きの感情自体にちょっとした勘違いや恋愛感情とは違う気持ちが含まれているという場合もあります。
単なる憧れを好きと勘違いしていたり、人として好きな感情を恋愛感情と間違えていたり、相手のことをろくに知らないのに無性に好きだったり……そもそも自分の好きの気持ちが、相手と恋愛関係に発展するためには現実的ではないという可能性はないでしょうか。
ただ好きなだけなのに、好きだから付き合ってくださいと言っていませんか?
自分自身の好きの気持ちの本質すらよくわからなくて、間違ったアプローチをしてしまうことは誰しもあります。また、そもそも好きなだけで付き合いたいとは言っていないのに、相手から勘違いされてしまう場合もあるでしょう。
ですが、もし毎回なにか違和感を感じるという人、自分が思っていた恋愛が出来ないという人は、自分が何を求めているか?について向き合い、しっかり理解しておいた方がいいですね。
もしあなたが好きな人との恋愛関係について求めているものがほんの少しでも特殊なのであれば、好きだと伝えるのと同時にあなたの希望についても伝えておいた方がいいです。
例えば、好きだけど、ロマンチックなのとか甘々なのは苦手で、友達のように付き合える関係がいいとか。
いざ付き合うときになって怖くなって嫌悪感を感じてしまう恋愛初心者さんなら、すごく好きだけど、付き合ったらどんな感じがするかわからないので、デートから始めてもらいたいと伝えたっていいです。
私は思いっきりあなたにお仕えしたいので、ずっと上から目線でいて欲しい……なんて特殊な願いも、伝えずに一人で蛙化するくらいなら、引かれるの覚悟で伝えてみましょう。
自分の本当の好きを見つけるために、一歩自分の世界から踏み出すことも大切です。
自分の恋愛感情と、相手の恋愛感情の性質の違いに違和感を感じる
お互いに求めている恋愛関係についてはおおむね一致しているにも関わらず、相手からの好意が受け付けられない蛙化現象が、もっともお互いにとって残念なケースですよね。
そういった場合の蛙化現象が起きる人は、愛情の有無ではなく愛情の質にこだわる傾向が強い場合があります。
一目惚れで超絶好きになる人もいれば、自然と愛が育つタイプの人もいて、なかには人としての好きから始まって急に恋愛感情へ変化する人もいたりと、恋に落ちるペースやその性質は人それぞれです。
もちろん相手の自分に対する好きの感情が十分にあるかどうか?については気になる人が多く、一般的な悩みだと思います。
さらに、愛情の質にこだわりが強い人にとっては、相手の恋愛感情のペースや性質に対しても、ささいな違和感や不安を感じてしまいやすいのです。
蛙化現象という言葉が最初に世に広まったきっかけとなった論文では、若い女性の恋において、相手の男性から好意を返されると性的なことを求められることを警戒して急激に受け付けなくなってしまうことが原因として挙げられていたようです。
自分は純粋な恋心なのに、相手からは身体を求められていると感じたら、嫌悪感を感じるのは当然ですよね。
それ以外にも、自分は相手の人間性に惹かれたのに、相手からは自分の見た目が好きだと思われていそうだとか、自分はゆっくりと相手のことをよく知った上で好きなのに、相手はすぐに簡単に好きになったみたいだとか、こだわりが強い人ではなくても、相手の恋愛感情の性質に対して失望してしまうことはあります。
特に男性では、身体の関係を持ったことをきっかけに自分への愛情が深まる女性に対して、理解できない違和感を感じてしまい冷めてしまうことが多いようです。
そんな風に失望する原因も人それぞれさまざまだと思いますが、自分とは違ってそんな風に恋愛する人なんだ、という違いを感じると、むしろ恋愛が叶わないことよりも残念に感じてしまいそう。
とにかく好きな人から好意を返されただけでも嬉しいという人もいますし、チャンスがあるというだけでもこれから自分の本当の魅力をわかってもらえればいいと考えることも出来ますが、そもそも相手の恋愛体質に対して生理的に無理と感じてしまっては、解決策うんぬんの問題ではないのかもしれませんね。
愛情に重きを置いている反面、愛情に対する不信感が強い
好きの感情がお互いに一致して同時に同じように好きになるということは稀なので、その性質の違いがあるだけでは、いちいち違和感を感じたりはしないと思います
そもそも合わない人とは付き合わなければいいだけですし、多少の違いは受け入れられるでしょう。
それでも付き合い始めてから急に冷めるような蛙化現象に繋がってしまうのは、相手が自分の想定とは違う愛情を返してきた場合、または、相手の愛情が信頼できないと感じたときではないでしょうか。
もし度々相手の愛情に対して失望して引いてしまう蛙化現象を起こしているなら、あなたの愛情に対する不信感について、考えてみた方が良さそうです。
例えば、過去に遊び目的でもてあそばれた経験があるために、男性の好意に対して軽々しい部分がないか、身体目的ではないかと過剰に心配している。
大好きだった人に浮気された経験から、簡単に人を好きになってスキンシップを取るような人は他の人にもそうするように感じて信用できない。
両親がお互いに隠し事ばかりして不仲だったため、好きな人に対して素直になれないようなもじもじした人とは上手くいかないと感じている。
などなど、愛情に関わる相手の態度に強い警戒心を持っているため、蛙化現象に陥っている場合もあるのです。
もしかしたら、あなたの中にある不信感によって過剰に相手を疑い、本当にあなたのことを好きになってくれる人を無実の罪で断罪しているかもしれません。
自分に何かしらの不安やトラウマがあるなら、そのことを自覚した上で相手を見て、落ち着いて見極められるように注意してみてください。
なにより、あなたの心を慰め、勇気づけ、人の好意を試しに信じてみる余裕を身に着けられるといいでしょう。
好きな人から愛情を返して欲しい=自分自信に対する愛情不足が根本にある
恋愛感情の質にこだわり、深く信頼できる愛情のみを求める人は、自分が相手に与える愛情についても強く深い思いを持っていることが多いです。
人を好きになったら、相手のことをとてもとても大切に思い、全力の愛情を注ぐ。そんな人であれば、相手と自分との間の愛情の差が目立ってしまいやすいかもしれません。
でも、愛情深い人のなかには、逆に相手からの愛情が大したものでもなくても全くかまわずに一方的にでも無償の愛を注ぎ続けるという人も一定数います。
ではなぜ、相手の好意と自分の好意を天秤にかけて蛙化してしまう人もいるのか。
それは、相手に対して注いでいる愛情は、無意識に「誰かが自分に対して注いでくれたらいいのに」と願っている愛情であるからです。
共感性や思いやりの高い人全般に言えることですが、相手の為にしてあげていることは、自分だったらこうして欲しいことだというのは、一般的な原理ですよね。
愛情も同じで、愛情不足で愛に飢えている人ほど、好きな人に強い愛情を注ぐ傾向にあります。
どうしていつもいつも、自分ばかり愛していて、誰もそこまでの思いを返してくれないんだろう……と辛い思いをしたことがある人は、まず自分自身の愛情不足をケアしてあげた方がいいです。
自覚していない自己肯定感の低さが隠れている
蛙化現象は自己肯定感の低さが原因とよく言われ、よく混同されていますが、自己肯定感の低さ=自信の低さとは違います。
自己肯定感の低さは、自分に対する純粋な愛情の低さです。
自分自身を思いやり、ありのままでいいんだよと認め励まし、生きているだけで尊いと感じること。母親が子どもを愛するような感覚を、自分自身の根底に無意識に持っている力のことを、自己肯定感と言います。
自己肯定感が高い人は、そもそも生きているだけで十分尊い存在ですし、当然他の人もそうだろうと思っているため、自己肯定感が低く愛情不足な人と比べて、強い愛情表現を必要としません。
好きな人に対してもそこまで強い愛情を示さず、平和で安定した、やわらかい愛情を注ぐ傾向があります。
そのため、普通の人と比べて自己肯定感が低い人にとっては、自分ほどの愛情が返ってこないと感じる原因になります。
逆に言えば、自分自身が自分に対して愛情を注ぎ、安定した自己肯定感を手に入れれば、自然とそれほど相手に対して求めなくなるのです。
なかなか見つからない強い愛情を求めてさまよい、自分と同じような自己肯定感の低い人と恋に落ちて二人で辛い思いをするよりも、自分自身を自分で愛そうと決めた方が、きっと幸せには繋がります。
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