ありのままの自分を大切にできていますか？

自己肯定感はすべての基盤になるものです。
自己肯定感とは、母親が子どもを愛するように、自分はただ存在しているだけで大切であり幸せにするべき存在であるという感覚のこと。
何をしても許すとか、どんな自分でも好きでいるというようなことではなく、悪い面や嫌なところがあってもそれでも自分は大切だという、人として生きていくために大切な感覚です。

人は自然と自分のために良いことを求め、自分のために頑張って生きていますが、自己肯定感が低いとそれが上手くいきません。
自己肯定感が低い人では、自信が持てるときは自分を褒めて高められのに、自信が持てないときには自分を蔑み大切にしないというようなことがよく起こります。
あることに対する自信が持てないせいで、自分自信の価値そのものが落ちてしまうようなことが問題になるのです。

一見自己肯定感が高いように見えても、他の感覚によって上手く行っているだけで、自己肯定感自体は低いということもあります。
誰かに認められ好かれている自分や出来る自分、人から必要とされる自分や素晴らしい自分しか認めることが出来ないというのは、生きづらさに直結します。
他の感覚を高めるためにも、まず自己肯定感を高めることが必要です。

自信を高めても自己肯定感は高まりません。
自分が食べたいものを食べる、嫌なことをせずに気分が良いことをする、自分の体や生活を大切にする……など「ただ自分の面倒を見る」ようなことを丁寧にしていくことが、自己肯定感に繋がります。
安心できる居場所と、自分にとって快適な過ごし方を大切にしましょう。

あなたは少々自分に対して厳しすぎるようです。

自分に厳しいといっても、失敗や欠点を前向きに改善することや、ただもっと上を目指す事など、結果的に自分を高めることを目的としている場合は問題ありません。
ですが、どうしても失敗や欠点を認めることができなかったり、些細なことでもいちいち自分を責めたり、いつまでも自分を許すことが出来なかったりすると生きづらくなります。

自己許容力とは、簡単に言えば自分に対する思いやりであり、多少の失敗や至らなさは許し、頑張るときには優しく励ませるということです。
自分を許せないと自分を励ますことが出来ず、むしろ責めて追い詰めてしまうために頑張るための元気が湧いてきません。
自分に罰を与える事や過去の失敗を振り返るところで長く留まってしまいやすく、自己評価を悪い方に固めてしまいやすいでしょう。
自己許容力が低いと、なかなか失敗から立ち直れなかったり、挑戦することができなくなったりします。
ネガティブな影響を自分に与えるせいで元々の能力さえ削られてしまい、さらに自己イメージが悪くなっていく原因にもなります。

自己許容力の低さは、反省することや自分の欠点を改めることを押し付けられてきた経験によるところが大きいでしょう。
許す事を、忘れる事や現状に甘んじる事と同じ事のように感じていませんか？
自己許容力が高い人は、それでよしとしているわけではなく改善する未来の方に目が向くため、不必要に自分を責めることなく失敗や欠点を克服していけます。
自己許容力は自分に甘いことではなく、失敗や欠点を認め、許した上で前に進むことなのです。

脅迫観念のように自分を責めていないか？確認しながら、自分を許すことを意識的にすると良いでしょう。

自分で物事を解決し、実行することに関する自信が根本的に削れてしまっているようです。

挫折や願望が叶わないことを繰り返してきたのではないでしょうか？

または、常に比べられることや評価されることで、自己効力感が育ちにくかったのかもしれません。

自己効力感を高めておそらく上手くいくという見込みを持つことができないと、何事にも挑戦できなくなってしまいます。

小さなことから成功体験を積み重ねて、自己効力感を育てていきましょう。

自分を卑下したり、どうせこんなものだと諦めたりしていませんか？

謙遜する気持ちを持つことは大切ですが、自分に対する評価を低くすることにはメリットはありません。

出来ていることや良いところを認めることで、さらに自分の成長できる部分や自分が活躍できる場を見つけられるのではないでしょうか。

誰かと比べなくても、自分自身で長所を見出して、大切にしましょう。