気分と気候の関係~台風のときは落ち着かない!?~

異常な豪雨や台風が多くなっていますが、いかがお過ごしでしょうか。

天気が悪いときになんとなく不安を感じたり、
落ち着かなかったりした経験は誰にでもあるもの。

それは単なる気のせいなのでしょうか?

天候による健康状態への影響は、人によっては最早常識

病院では

台風の日に不調で訪れる患者が増えたり、病状が悪化する人が多くなる。

古傷の痛みや頭痛、関節リウマチ、神経痛、狭心症、血栓、尿路結石、気管支喘息、心筋梗塞、脳出血、感冒、胆石、精神障害など。

保育所や幼稚園、託児所では

台風が来ると園児が落ち着かない。喧嘩が増えたり、走り回って怪我をしたり、常に騒いでいて落ち着かないなど。先生の負担が増える日。

ペットを飼っている人は

台風のときは一日中うろうろしたり落ち着きがなく、普段しないようないたずらをすることも。

雨が降ると古傷が痛む、おばあちゃんは腰の痛みで雨を予測する…など誰しもが聞いたことがあることですが、
健康な若い人は自分では気象による影響を感じにくいため、迷信だと思っている人が案外多いです。

影響を感じない人にとってはびっくりなお話ですが、
医療者や介護、保育関係の人々の間では天気が関係することは最早常識。

気象に関係する体調不良には気象病という病名もついているのです。

近年認知が進み、気象病・天気痛外来がある病院も増えてきています。

原因は自律神経

人の身体は、気圧の変化を受けてそれに対応します。

周囲の環境に合わせて、体調を整える機能が自立神経にはあります。

台風などの急激な気圧の変化があると、その対応時に脳が混乱し、自律神経が乱れてしまうことがあるのです。

また、大きな気温の変化でも同様の異常が起こることがあります。

身体を活発に動かす交感神経と、リラックスして体調を整える副交感神経のバランスが乱れると様々な体調不良が起こります。

副交感神経の異常

・だるさ ・眠気 ・食欲不振 ・冷え ・やる気がでない ・吐き気 ・うつ ・めまい

交感神経の異常

・頭痛 ・肩凝り ・息切れ ・胃痛 ・関節や古傷の痛みなど ・落ち着かない

副交感神経が優位になりすぎてしまうと、全体的にだるい落ち込んだ状態になり、
交換神経が優位になり過ぎてしまうと、脳への刺激が増して痛みが増してしまったり、落ち着かなくなったりします。

気象による乱れの出方は、気圧の動きや人によって違うようです。

子どもや高齢者、疾病がある人は元々身体の状態を保つバランスが崩れていたり、調整が苦手であるため、
上記のような乱れが出やすいのです。

また、普段からエレベーターや飛行機で耳鳴りがするなど気圧の変化に敏感な人、車酔いがある人、自律神経が乱れやすい人は、
気象による影響を受けやすいといいます。

気象病による体調不良の対処法

まずはどんなときに症状が出やすいのかを自覚するようにしましょう。

なんだか調子が悪い…というときに記録を付けておくのもいいです。

雨で湿気がひどいとき、気温の変化が大きいとき、気圧の低下が大きいとき…などなど。

天気によって予測ができるだけでも、事前に寝不足や栄養不足を避ける、休息を取るなどの対策ができます。

「頭痛~る」というスマホアプリは、慢性的な頭痛や疼痛がある病気の方もよく利用するアプリです。

気圧の変化がわかるようにグラフになっており、天気予報のように警告してくれます。

めまいや吐き気などの症状があるときは、
メカニズムが乗り物酔いと同じため、市販の酔い止め薬が効くようです。

頭痛や痛みがあるときは、交感神経を鎮めるため、
ぬるめのお風呂にゆっくりと浸かったり、冷えを防いで暖かくしておくとよいようです。

不安な気持ち、落ち着かない状態になったときは。

まずは、天気のせいと自分を落ち着かせることが大切です。

突然理由もなく体調不良や不安な気持ちになると、
何が原因なのだろうと余計に不安が増してしまうことも。

まずは、不安になる理由はなく、安心しても良いのだと自分を落ち着かせましょう。

不安感や焦燥感はやり過ごすだけでも辛いものです。

好きなことをしたり、リラックスできる音楽をかけ、文字通り嵐が過ぎるのを待ちましょう。

調子が悪くて何かしなければならないことが出来なかった場合は落ち込んでしまうこともあるかもしれません。

天気のせいなのですから、自分にできることは何もなく、
しなくても良いのだと納得できると良いですね。

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