見捨てられ不安に支配されている!?気付かないうちに人間関係を悪くする見捨てられ不安による行動・言動

誰かが自分から離れていくのではないかと不安になることはありますか?

そのような不安が全くないという人は少ないのではないでしょうか。

大切な人が居なくなってしまうと思ったらその不安は当然大きいものです。

では、「いなくなるのではないか」と不安になることはどのくらいあるでしょう?


大切な人が怪我や病気をしたとき、大切な人と喧嘩したとき、環境の変化があったときに不安になるのは当然ですが、
常日頃からそのような不安がある人は、その見捨てられ不安自体が人間関係に悪影響を及ぼしているかもしれません。

あなたにも当てはまるかもしれない見捨てられ不安からくる行動・言動をチェックしてみましょう。

相手に合わせ過ぎてしまう。我慢してしまう。

大切な人が離れていってしまうことや好かれなくなることが不安だと、比較的出てきやすいのが「相手に好かれるために自分を合わせようとする」こと。

相手にとって都合がよい人になることで、手放されないように努力してしまいます。

相手の要望にすべて応えようとする
外見や趣味を相手に合わせようとする
相手が何をしても許してしまう
元気づけたり笑わせたりしようとして過剰な努力をする
相手に対して自分の話や意見が言いづらくなる

自己肯定感が低下しているときにも出やすい行動ですが、
見捨てられ不安が原因のときは、比較的自信を持って自分がするべき行動だと思ってしていることが多いです。

好かれたい相手に好かれるための行動なのだから良いと思ってしまいがち。

そう思って努力していても、とにかく相手に合わせることで上手くいく人間関係はそう多くありません。

相手の居心地が悪くなって、余計に関係が悪化していってしまうことも。

見捨てられないように努力して合わせ過ぎてしまうときは

相手に合わせるのではなく、勇気をだして自分の意志を相手に伝えられるようになる必要があります。

一つ一つのことについて、自分が本当はどう感じているかを自問する癖をつけましょう。

一人でいるときに日記をつけるなど振り返って改めて考える時間を持つと、我慢していることや相手に合わせてしまっていることを自覚しやすくなります。


そうはいっても自分の意志が「相手に嫌われないようにすること」なのでなかなかうまくいかないかもしれません。

そんなときは無理にすべてを変えようとせず、
「これはやめようかな」「ここまで合わせなくてもいいかな」と思える部分を少しでも見つけられるといいですね。


合わせてもらえて本当に嬉しいようなことなのだろうか?と一度よく考えてみることも必要です。

例えば食事にいく店を決めるときに、
「あなたの食べたいものでいいよ」と言われて決めなければならないことが負担になる人もいます。


実は相手の負担になっていたり、合わせても意味のないような場面でも合わせてしまっていたりしていませんか?

余計な気苦労について見直すだけでも、関係を改善するきっかけになるかもしれません。

すぐに身を引いてしまう。諦めてしまう。

本人が自覚せずに見捨てられ不安の影響を受けていることが多いのが、諦めです。

少し関係がうまくいかなくなったときにスッと身を引く人は、傍からは「強い人」「サッパリしている人」に見えるかもしれません。

でも実は、見捨てられる不安を避けるために、早めに逃げてしまっているだけなのではないでしょうか?


異性関係などでは、どうせ上手くいくわけがないからと諦める人は多くいます。

上手くいく可能性があっても試すことができないのは、上手くいかなかったときの苦痛を避けるためです。


それは関係が始まる前のことですが、
見捨てられ不安がある場合は自分にとって大切な関係を築いている相手なのに、簡単に身を引いてしまうこともあるのです。

どうせうまくいくわけがない。いずれダメになると思う
面倒になったり嫌な思いをしたりすると、すぐにそんな人は要らないと思いがち
だれか一人と過ごす時間が長かったり、精神的に頼っていたりするのは良くないと思っている
同じ人に対しても、気分によって大切にするときとぞんざいに扱うときがある
関係が壊れたときや悪化したときは、相手の悪い所ばかり思いついて何が良かったのかわからなくなる

このような傾向は誰にでも多少はあります。

ただし大切にしていた人や親密な人に対する評価や関わり方が簡単に変わる場合、見捨てられ不安から出た症状である可能性が高いです。


見捨てられ不安が強い場合は、
実際には些細なことだったり一時的だったりすることでもきっかけになってしまい、大切な関係を壊してしまうことも。

大切な関係を自ら手放してしまうことで、さらに見捨てられ不安が強くなる悪循環に陥ってしまいます。

自覚することが逃げないための第一歩

関係から逃れることで見捨てられ不安を打ち消そうとする人は、自分の見捨てられ不安を自覚していないことも多いです。

関係をやめてしまいたくなったときや「もうあんな人どうでもいいや」などと気が変わってしまったときに、
一度立ち止まって自分の本当の気持ちに目を向ける必要があります。

自分でも薄々「逃げ」だとわかっている人は、
気をつければ自覚して行動を思いとどまることができるでしょう。


まったくそのような自覚がない人は、辛いことから逃げたい無意識が強いので自覚することへの抵抗感も強いかもしれません。

関係をやめたい気持ちが出たときにすぐに関係を切る行動にでるのではなく、
まずは相手に思っていることを伝えることができると良いです。

伝えたことによって結局関係が壊れてしまうこともあるかもしれませんが、
一方的に関係を切ってしまうことよりは良いですし、大切な関係を壊すことを防げる可能性があります。

どちらにしても終わる関係なのであれば、
「最後に何を言ってもいいや」という気持ちで勇気を出して思っていることを伝えてみてはいかがでしょうか。

それだけでも、自分の気持ちと向き合う一歩です。

人を傷付けたり不安にさせたりする

傍から見るともっとも理解しづらい行動が、見捨てられる不安からむしろ「見捨てられるかもしれない」行動を取ってしまうことです。

相手にとっても、なぜそのようなことをするのか理解できないと、最も振り回される辛い行動でしょう。

別れる、居なくなる、裏切るかもしれないとほのめかす。実際にそのような行動をとる
相手が傷つくとわかるようなことをして、あまり悪びれない
自分自身を傷つける。自暴自棄になる
待たせる、なにかを強要する、突飛な行動に付き合わせるなどして振り回す
相手をぞんざいに扱ったり、嫌ったり、非難したりしておきながら関わることをやめない

見捨てられ不安がある人には典型的な行動ですが、その目的にはいくつかの側面があります。

大きな理由となるのが、実際に見捨てられるかもしれないような行動を取っても見捨てられないということを確認して安心したいため。

常に不安を抱えているので、「見捨てられるのかどうか」が気になっている状況から抜け出したくて実際に試してしまいます。


また、単に自分への関心を引くためにする行動もあるでしょう。

相手にも自分と同じ不安を味わわせることによって、
自分と同じように関係を保つことに対して必死になって欲しい気持ちや、対等になろうとする気持ちもあるかもしれません。


このような行動を繰り返しても、
大抵はそのうち相手が疲弊して付き合いきれない状態になってしまうか、
困った人だと思われて嫌煙されてしまいます。

本人がコントロールするのは難しい

このような場合ではかなり強い不安感が原因となっているので、本人がやめようと思っても難しいでしょう。

とはいえ少しでもコントロールするのであれば、
不安に駆られてしてしまう行動にルールを設けることです。


たとえば電話をかけ続けてしまうなら、
時間帯や頻度の制限を決めます。

相手を傷つけるような行動をしたい衝動が起きても、
絶対にしてはならないことを決めておきます。

怒っているときや不安になっているときには相手と関わらないようにすることができると、
関係を守るうえでは良いかもしれません。


制約を増やしても本人は辛くなるだけなのではないかと思われがちですが、
感情のみに振り回される状態よりは、ルールがあるほうが落ち着くという人もいます。


ルールで対応できない場合は、
相手にも協力してもらえるように働きかけられると良いです。

自分が悪いことをしたときに
理解してもらえるように話し合いをしておくことや、
感情的になっているときにどのように対応してもらえれば落ち着きやすいかを考えて伝えておきます。


「今は余裕がある」と感じたときに、
自分の感情と行動を振り返ることや相手と向き合うことができると良いですね。

なによりストレスや精神状態の悪化が一番の敵なので、
無理せずに取り組みましょう。

自分にも相手にも厳しすぎる

おそらく自覚がない人が最も多いのが、親しい関係において自分にも相手にも厳しい基準を持っている人です。

そもそもどんな場面でも自分と他人の両方に厳しいという人はいるので、なかなか周囲にも気づかれません。


見捨てられ不安が原因になっていると思われるのは
「親しい間柄なのだからそれくらい許してあげようよ」ということが出来ない場合です。

遅刻することやお礼を忘れること、喧嘩して言い過ぎてしまうことや家に訪問したときのマナーなどで、
他人では良くないけれども親しい間柄なら許されることは沢山あります。

もちろん関係性や人によってその程度に差はありますが、
見捨てられ不安がある人だとその程度の整合性がうまく取れません。

相手が許してくれることでも自分自身のことを許せないことが多い
相手にとって重要ではないことにこだわったり要求したりして揉めることが多い
自分が気をつけていることや頑張っていることが相手には全然伝わっていないと感じることが多い
相手と自分が同じくらい努力することが大切だと思う
どちらかというと相手に甘えることより世話をしているときの方が充実感がある

微妙なズレが問題として現れるために特徴としては掴みにくいですが、
自分に対しても相手に対しても厳しすぎるせいで問題が生じます。

このような問題が生じる人は、
「良い自分ではないといけない」「きちんと努力しないと良い関係が続かない」とどこかで思っています。

いい加減にすると関係に悪影響があるのではないかと不安になってしまい、細かいことにこだわったり過剰な努力をしたりします。


このタイプの人は大抵それが当然のことだと思っているので、
自分の見捨てられ不安にも、不安によって出来た基準を相手に押し付けてしまっていることにも気が付かないことが多いです。

単に細かい人との違いを見極めるには、どのような場面で特に動揺しているかを考えてみましょう。

よく分析していくと、
「自分が責められたと思ったとき」や「自分に非があると思ったとき」「相手に誠実さがないと思ったとき」などに関係の危機だと感じて過剰反応をします。

独りよがりにならないように気を配る

このタイプの見捨てられ不安を持つ人は、
幼い頃からしっかり者で親に期待されて育った人や、
自分がしっかりしないといけない状況で育った人に多いです。

自然と自分の考えが正しいと思うことや、自分の基準でのみ考える傾向が強いかもしれません。

とくに不安感によって視野が狭くなってしまいがちなので、相手の反応や状況全体を見る癖をつける必要があります。


不安になったときや気になる問題が起きたときに、
すぐに解決しようとせずにまずは分析してみましょう。

相手の立場からみたらどうか、相手はどのように捉えているか、客観的にみたらどうか……などなど、
考えうる別の側面をすべて想像してから自分の考えをまとめることが必要です。

本来真面目な人が多いので、一度落ち着いて相手の気持ちを考えてみると尊重できるような結論を出せるはずです。


もっと楽に構えるための自分ルールを作ってみるのも、このタイプの人には向いているかもしれません。

自分の至らないところがあったときに、まずは謝って様子を見ることや、
相手との問題が起きたときはまず相手の意見を聞いて一晩考えてみるなど。

一人で悩まず、先に相手と話し合うことを大切にすれば、もっと良い関係が築けるでしょう。

なによりも、頑張っている自分を自分自身が一番大切にして認めることができると根本的に不安を軽減できます。

自分を大切にすることを意識してみてはいかがでしょうか。

自分の不安を自覚するだけでも変化はある

「関係の危機だ」と感じていたことを「自分のなかの見捨てられ不安だ」と認識できるようになるだけで、過剰な反応や行動を抑えやすくなります。

自分の不安と向き合うことで、不安自体が軽減することもあるでしょう。

なによりも、大切なのは見捨てられないことではなく関係を大切にすることです。

不安はそのままに認め、行動をコントロールしていけるとよいですね。

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