老若男女に好かれる5つのポイント―好印象を与える方法を心理から解説

親しくなれるかどうか、親しい相手から好かれるかどうかは、
相手との相性や関係性などが関わってくるため一概にどんな人が好かれるとは言えません。

ところが、相手に与える好印象は、ある程度の法則があります。


誰にでも好かれるような印象というのは、誰でも持っている心理に関わっているもので、その人の人間性よりもずっと表面的で直感的なものです。

たとえば特定の誰かに好かれなかったからといって、印象が悪いとは限らないのです。

「自分に魅力がないのかもしれない」と自信をなくしてネガティブにならず、まずは人々に共通する心理を知ることから始めてみませんか?


第一印象がその後の評価に与える影響はとても大きいと言われています。

人に好かれるようになりたい……と悩んでいる方は、まずは印象のことを考えてみましょう。

一見ただの一般論に見えるような万人に好かれる法則を、人間の心理からわかりやすく解説します!

目次

  1. 1.清潔感があり、人目を意識している
  2. 2.柔らかい雰囲気があり、笑顔で明るい
  3. 3.心優しく、気遣いをする
  4. 4.腰が低く、礼儀をわきまえている
  5. 5.批判や文句、愚痴や弱音を言わない
  6. 好印象とは人が潜在的に抱えている不安を解消するものである

1.清潔感があり、人目を意識している

食事中にくちゃくちゃ音を立てる人や、匂いや外見に気を遣っていない人は、普遍的にモテない・嫌われる人の特徴の上位に挙がります。

ですが、明らかな欠陥がない場合には、清潔感って、主観的であいまい過ぎてよくわからない……という人も多いかもしれません。


清潔感というのは、動物的に「細菌などの危険性が低く、健康である」と感じることなんです。

匂いは害のあるものや病気を連想させますし、汚れていると「健康状態が悪そう」「健康状態が悪くなりそう」という印象を与えます。

清潔感があると、「不潔かも・不健康かも」という原始的な不安を解消させるため、好印象になるんです。


ところが、人に嫌われる「清潔感のなさ」は実際に不潔であることや不健康なことではないことがほとんどですよね。

なぜなら、人間は社会的な動物だからです。

実際に汚れているか、不健康かどうかを自分の感覚では判断できない場合に、本人が不潔でないよう、不健康にならないように気を遣っているかを見るのです。

そのため、実際に清潔かどうかではなく、気を遣っていそうかどうかが重要になってきます。


また、単純に匂いや音や汚れた見た目で不快感を覚えたくないですよね。

清潔感は「不快な思いをしなくて済みそう」な安心感を与えるものであり、好かれるための基礎的な条件とも言えるのです。

さらに、身だしなみに気を遣うことは人に好かれようという気持ちの表れにもなり、それだけでも好印象を与えられます。

2.柔らかい雰囲気があり、笑顔で明るい

明るく元気ハツラツな人が好かれるとは限りませんが、少なくとも暗い空気やピリピリした雰囲気はない方が良いですよね。

人と接するとき、誰でも多かれ少なかれ相手に「嫌われるかも」「怒らせるかも」「傷つけるかも」といった不安を持っているものです。

そういった不安を払拭してくれる、簡単には「怒らない」「機嫌が悪くならない」「落ち込まない」様子の人とは接しやすく、親しみが持てます。


この効果を得るためには必ずしも明るい必要はなく、相手に対して「大丈夫だよ」というサインが出せていれば良いんです。

安定している人・穏やかな人・落ち着いている人は、自分が相手を刺激してしまうかもしれない不安をなくしてくれるので好印象です。

雰囲気に自信がない人は、相手に対して一歩距離を置いて関わることを意識してみると良いかもしれません。

相手との関わりにいちいち動じず、自分がブレないように心に余裕を持ちましょう。


とはいえ安心させれば良いというものではなく、いつも相手に合わせ過ぎていたりまったくの無関心だったりしてこの効果が強すぎると、好印象とは違った印象になることがあります。

逆に底抜けに明るかったり、ハイなくらいに元気だったりするとその状態を転落させることに対する不安が生じるため、あまり好印象にはなりません。

どんな雰囲気かどうかを気にし過ぎず、人と関わるときにいちいち動じないぞ!という構えを持っていれば大丈夫です。

3.心優しく、気遣いをする

心根が優しい人はやはり好かれますよね。

特別良い行いをしなくても、「人に良くしよう」という気持ちを持っている人は、周囲に伝わるものです。

実際に気が利くかということよりも、心優しい思いやりの気持ちが見えたときに人は「良い人だ」と感じます。

それだけで「危険な人かもしれない」「嫌な思いをさせられるかもしれない」という不安をなくすには十分です。


良い人だと思ってもらえた瞬間に、自動的に相手との間に基本的な信頼関係が生まれます。

実際に良いことができなくても、気遣いが上手にできなくても好印象を与えることはできるんです。

心優しいのに、気遣いをしたいのに上手くできなくても、人からどう思われるかについてはそれほど心配しなくて大丈夫。

人は自分が思うよりも敏感に他人の感情を察知するものなので、きっと伝わっています。

4.腰が低く、礼儀をわきまえている

基本的なマナーができていない人や無礼な人に好印象を持つ人はあまりいないでしょう。

それは何もみんなが「敬われたい」「きちんとした人が好き」だということではありません。


礼儀というのは、相手が自分にとって安心できる範囲の行動や言動を守ってくれるだろうという安心感を与えるものです。

人は礼儀を見せることで、「何をするか、言い出すか、させられるかわからない他人」ではなく、ある程度安心できる相手になれるのです。

敬語の使い方やマナーなどを詳しく知らなくても、
きちんと相手を尊重する気持ちを持っている人はそれを態度に出すことで同じ効果を与えられるため、好かれます。


マナーが出来ていないので嫌われたかも」「適切な行動ができなくて軽蔑されたかも」と不安になる人は自分の気持ちを素直に出すだけで大丈夫。

正しさではなく、相手に合わせてきちんとした行動をしたいという姿勢を大切にしてみてください。

相手によっては上手に出来ていなくて馬鹿にされることはあるかもしれませんが、少なくとも好印象は与えられるはずです。

5.批判や文句、愚痴や弱音を言わない

悪口は言わない!という人はわりと多いかもしれませんが、相手のことではない批判や文句を言ってしまうことはあるのでは?

悪口ではなくても「判断」が含まれた発言が多いと、反射的に「自分もそういう目で見られているのでは?」と不安にさせてしまうため、
そういった発言をしない人の方が安心できます。


愚痴や弱音をこぼすことは誰にでもあり嫌われる要素ではありませんが、人前で言うと多かれ少なかれ相手に
自分に対して言うということは、自分にも責任があるということなのでは?」という印象を与えてしまいます。

相手が実際には責任を感じる必要はなく、感じていない場合でも
この人は自分のせいにしているかもしれない」「解決を求められているのかもしれない」というような不安を抱かせてしまうことがあるので注意が必要です。

実際的にそこまで相手の頭が考えているかということではなく、自動的にそういう意味を含んでしまう種類の発言なのです。


特に深い意味もなく誰もが言ってしまいがちな種類のことだからこそ、そういった発言をしない人は相手に「人を責めない人だ」という印象を強く与えられます

批判・批評・文句・愚痴・弱音は、あなたの真意を理解してくれる信頼関係のある相手にのみ言うようにしましょう。

また、単純に精神的に安定している人の方が安心感を与えられるため、ネガティブ発言はしない方が好印象です。

好印象とは人が潜在的に抱えている不安を解消するものである

ただ5つのポイントだけを見ると、なんだか素晴らしい誰にでも好かれる人でないと実現できないように見えてしまうかもしれません。

また当たり前のこと過ぎて、それで好かれるなら苦労はしない!と思う人もいるかもしれません。

ですが、根本にあるのは「人が抱えている不安を解消することができるかどうか」という単純なことなのです。

特に素晴らしい人である必要はなく、みんなに好かれるような特別な要素を持った人にならなくても、万人ウケは実現できます。


みんなの不安を解消できる安心感のある人になりましょう。

みんなに好かれようとしなくても、警戒させなければそれだけで良いんです。

好かれようとするよりも、簡単なように思えませんか?

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