自信がないと損をする!?自信が無いことによる人間関係での5つの悪影響
人間関係において「相手にとって自分には価値がない」と思うことは、ときには誰にでもあることでしょう。
ただし、そのような自信のなさが強いと、人間関係に悪影響を及ぼしてしまいます。
仕事上の人間関係や、友人関係、家族関係でも起こる5つの悪影響について確認して、
自信のなさを克服するきっかけにしましょう。
目次
自分が良くないと思っていることは相手にもそう思われてしまう可能性が高い
自分の良さを知ることは人から良い評価を受けるためには重要なことです。
商品の良さを知らずに物を売るセールスマンはいません。
売り込んでいる人が良いと思っていないものは売れないのです。
良いと思っているものは、相手に良く見せることが出来ます。
逆に自信がなく、「自分は価値がない」「取り柄が無い」と思っていることが相手に伝わると、
そのことが事実ではなくても自然と相手は価値がないのだろうと思ってしまいます。
もちろん、本人が自信を持っていることでも相手には価値がないと思われることはありますし、
本人に自信がなくても良さを見出してくれる人も中にはいるでしょう。
とはいえ、実際には価値があることに関してまで
自信がないせいで価値がないように見えてしまうのは勿体ないですよね。
実際は同じでも自信がないと余計に悪く見えてしまい、自信があれば問題のないケース
身体が弱くて仕事も休みがちなんだ。
こんな自分じゃ昇進できる気もしないし、周囲の人にも情けない。
へえ~そんなに悩むほど身体が弱いんだ
身体が弱くて仕事も休みがちになってしまうけど
元気なときは仕事を頑張っているんだ。
そうなんだね。身体が弱いと大変だろうけど頑張っているんだね。
本人がどう受け止めているかは相手の考えに大きく影響する
自信がなくなってしまうようなことが自分にあるとしても、
そのことを本人が受け止めて前向きに捉えている場合は相手も気にしないことが多いです。
何故なら、本人の問題については本人が一番よくわかっているだろうと思うからです。
関わっていて見える部分はあくまでその人の一部分であることは誰でもわかっています。
だから本人の自己評価が一番信頼できるに違いないという気持ちが誰にでも多少はあるでしょう。
よほどあなたの判断や考え方に疑いをもたれていない限りは、
あなたの捉え方や考え方を受け入れてもらえる可能性が高いのです。
また、元々そのような欠点や問題は大抵相手には見えていないことも多いです。
もちろん、相手の価値観や立場によって実際に害があることや嫌悪感を持つようなことは、相手にも見えています。
ですが、実際に問題が起こらない限りは、わざわざ人の粗探しをする人はそう多くありません。
あなたにとっては気になることでも、相手にとっては「そうなの?」と思う程度のことかもしれません。
相手にとって見えていないものについて本人が「こういうところがダメなんだ」と思っていることが伝わったら、
「よくわからないけどそうなんだろうな」と思うしかありません。
だから自信がないということだけでも、あなたの評価が下がってしまいます。
自分自身を悪く言うことで相手に対しても失礼になる
日本人では「粗茶です」「つまらないものですが」というような表現があり、謙遜することが美とされていることも多くあります。
そうは言っても、セールスマンがあなたに勧める車について
「大したことのない車なのですが、いかがでしょう?」と言ったらどうでしょう?
レストランで注文した料理をシェフに「素材も悪いし、調理も上手くないのですが」と言い訳されたらどうでしょうか。
「自分にそんなものは相応しくない」「お金を出すに値しない」と感じませんか?
自信がない状態で相手と接することは、
相手に対して「このような下らないものですけど、いかがですか?」と言っているのと同じことになってしまいます。
自分に自信がなく人と関わることを避ける人もいるかもしれませんが、
それでも社会生活をしている限り誰かと関わりは持つことになるでしょう。
自信がない人と関わる相手は、自分には相応しくないものを差し出されているような気持ちになってしまうかもしれません。
自信が無い人と関わっていて相手が気分がよくないケース
せっかく婚活に来たのに相手が自分なんかですみません。
あなたにはとても釣り合わないですが、よろしくお願いします。
そんなにダメで後ろ向きな人に付き合わされるの?時間の無駄!
こんなつまらなくてダサい人間と付き合っていても何もいいことなんてないし、
自分なんかと友だちになってくれるのはあなただけだよ。
そんなにダメで魅力のない人間なら、好んで一緒にいる自分がバカみたい!
自分を悪く言うことで、自分と関わる相手のことまで否定していたり、侮辱していることになってしまうこともあります。
垣間見える卑下が相手にも伝わって気分が悪くなる
上記のケースのようにハッキリと自分を卑下していない場合でも、
自信がないことによる「諦め」や「積極的でない感じ」は相手に伝わってしまいます。
そのような姿勢で関わることは、相手と真剣に関わっていないことになり「なんとなく失礼な感じ」がしてしまうかも。
相手に相応しい自分で関わることができるよう、自信のなさを容認して放置してはいけません。
とくに、相手があなたに好意を持っている場合やあなたのことを好評価している場合では、自信がない=相手の評価を否定することに。
たとえ良い評価や好意を受け取ることがなかったとしても、
自分と関わる相手の立場を尊重するためにも、自分を卑下するべきではありません。
関わってくれていることを相手からの信頼・良い評価だと受け止め、前向きに捉えましょう。
自信のなさが強い人は欠点を直さない、努力しない人だと思われる
自信のある人というのは、「欠点は直した」「努力して今の自分になった」と思っている人が多いです。
また、今は自信がないとしても自信のなさを克服しようとしている人は「将来的には自信がでる」という前提があるため、自信がない人とは違っています。
自信がないということは、自信を持てないような状態のままでいること。
実際には努力しても改善できないことであったり、いくら改善しても未だ自信が持てないようなことであったりするかもしれませんが、
人には改善しようとしていないという印象を持たれてしまいがち。
自信がないせいで努力や成長が見込めず、信用されないケース
あいつみたいに顧客に好かれないし、資格も持っていないし、学歴もないから全然昇進できないんだ。
顧客に好かれるために努力したり、資格を取ろうとしたりはしないのかな?
自分よりもっといい人なんていくらでもいるから、浮気されるんじゃないかと思っちゃう。
心配だからちゃんと連絡してほしい。
あなたが大事にしてくれたら浮気なんて絶対しないのに
自分は努力しないで浮気の心配!?
自信がないということを相手に見せることが、
自信がないような劣った状態のままで容認して欲しいかのように思われてしまうことがあります。
実際に努力していたとしても諦めが目についてしまう
自信が持てないというのは実際には単なる本人の気持ちなので、
努力しているかどうかや実際がどうかということに関わらず自信が持てない人はいます。
自信がない=努力していないということでは決してないのですが、そう思われてしまいがち。
頑張っている=諦めないことだという価値観が多くの人にあるのではないでしょうか。
実際、改善できるという見込みが全くない状態で頑張る人はいません。
改善できないかもしれない=頑張れないことだと考えられるので、自信のない状態でいる人は努力をしないのではないかと思われてしまうのです。
自信がないことによる言動や行動が相手に伝わった時点で、いくら改善しようと努力している途中だったとしても
「ダメなままだったらどうしよう」という後ろ向きな気持ちがあるように見えてしまいます。
自分に対して厳しい=他人にも厳しい人に思われる
身近な人が誰かの悪口を言っているのを聞いて
「自分のこともどこかで悪口を言っているのではないか?」と思った経験はありませんか?
批判や悪口、厳しい評価というのは、その場限りその相手限りのことではなく「そういうことを言う人」だと思われます。
自信がなく自分を卑下する人も、
他人に対しても同じような目線で見ているように思われてしまうことがあるのです。
特に相手から見たら問題がないと思われる点について自信がない人は、
全然問題がないのにまだ気にしているように見えるので「厳しい基準を持つ人なんだ」と思われます。
そうなると相手にとって「自分も厳しい基準で見られている」というプレッシャーになります。
自信のなさが相手にプレッシャーを与えているケース
最近仕事がキツくて朝作る旦那のお弁当が手抜きになっちゃってるんだ。
本当ダメだなぁって思うんだけど。
え!朝お弁当作るだけでも偉いよ
専業主婦だけど作ってないなんて言ったらどう思われるんだろう?
気が効かないしカッコよくもないし
収入も高くない彼氏でごめんね
わたしって気が効くタイプじゃないけど、もしかしてダメなのかな?
わたしだって可愛くもないしフリーターだけど、ただ一緒にいたいから付き合っているつもりだったんだけど……
もちろん自分に対して厳しいだけで、他の人にはまったく同じ基準で考えていない人もいますが、
それでもやはり相手にプレッシャーを与えてしまうことが多いでしょう。
許容できるかどうかは他人に対しても同じ基準だと思われがち
自分よりも痩せている人が「最近太ってきたから痩せなくちゃ」と自分の目の前で言っていたらどんな気持ちがするでしょう?
そのとき「わたしの方が太ってるよ。あなたは痩せているよ」と言った場合に
「あなたは今の体形が素敵だからそれでいいと思う」などと言われたとして、信用できるでしょうか?
実際の様々な場面では、
人によって求められることや適することは違っているため、同じ基準ですべての人を見ることが正しいとは言えません。
そうはいっても、自分自身に対して持っている基準は、他人のことも同じ基準で見ていると思われることが多いです。
子どもの頃に「自分がされて嫌なことは人にもするな」と言われた経験はありませんか?
一般的に、自分と他人に同じ基準を使うことがフェアであるとされているのです。
自分と他人に対してちがう基準を持っていると不自然で、理不尽になってしまうことが多いため、通常は一つの価値観で考えます。
実際、自分に優しくできる人は他人にも優しいという研究結果もあります。
自分に甘くなって基準を下げ、今のままでも自信を持てるようになることが、
相手にとっても付き合いやすい人になることになるかもしれません。
人に甘えることに抵抗が強くなり、相手とのコミュニケーションがとれなくなる
相手に受け入れてもらえるという自信が持てないと、相手と積極的に関わることや相手に甘えることが出来なくなります。
目上の人や重要な人に対して「自分なんかのために時間を取らせるわけにはいかない」「少し気に掛けてくれるだけでも有難い」というような感覚を持つことは自然なことです。
ところが自分に自信がなく価値があると思っていないと、相手が身近な人だったとしでも、
自然と人と関わること自体に抵抗が生じてしまうのです。
自信のなさが強い人では、「何気ない会話をすること」や「簡単な質問をすること」ですら大きな抵抗によって出来なくなります。
自信のなさから人との繋がりを逃してしまうケース
会社で嫌なことがあったから友だちと話したいな
でもみんな忙しいのにわたしなんかの下らない話出来ないし。
この間連絡先を交換した人、2人で話してみたいけど
自分なんかに誘われたら迷惑かもしれないな
今回のプロジェクト、経験豊富な部長に相談したいけど
とくに期待もされていない平社員の自分が部長にわざわざ相談するなんておこがましいな。
相手はもしかしたら頼って欲しいと思っているかもしれません。
またあなたの方から誘ったり話しかけたりすることがないせいで、信頼されていないとか好かれていないと感じることも。
相手にすべて任せることは甘えでもある。
関係がある相手に対して、あなたの方からは何も要求せずに相手の行動任せにすることは、
必ずしも相手にとって都合が良いことだとは限りません。
人と人との関係では、双方から手を伸ばすことが必要なのです。
頼み事をすることや自分の希望で時間をとってもらうことを「申し訳ない」「迷惑だ」と思うことは、
相手とそれほどの関係だと思っていないということにもなってしまいます。
また、あなたの方から要求しないということは相手があなたの希望を汲まなければならないことにも繋がります。
「こんな自分には何もしてくれなくていい」とあなたが思っていたとしても、
相手と人間関係がある限り、相手は多かれ少なかれあなたのことを考えています。
すべて相手に任せて待っているのではなく、
希望を伝えた上で「受け入れるかどうかを相手に任せる」ことでも良いのではないでしょうか。
自信のなさは克服しよう
「自分がダメだから自信がない」という事実であるかのように放置してしまいがちですが、
悪影響が多い自信のなさは克服するべきです。
何かのきっかけで自信を無くし、自信がないことによる悪影響でさらに自信がなくなるような悪循環に陥ってしまうこともあるのです。
人間関係のなかで、自信がないせいで損をしていることがないか、見直してみてくださいね。
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