うつっぽいときの兆候&症状!30項目をチェックしてうつの前兆や影響に気が付く

精神疾患は5大疾病に数えられるようになり、
特にうつ病や適応障害などの気分障害は「こころの風邪」とも呼ばれ、身近な疾病として認知されるようになってきました。

うつ病になってしまうかもしれない

最近うつっぽい。もしかしたらうつ病なのかもしれない

そんな不安を抱えている人は多くいます。


うつ病といっても症状はさまざまですし、うつ状態はうつ病以外の心身の不調によっても起こります。

うつ病かどうか?だけで考えず、うつ状態にまず気が付けるようになりましょう。

この記事では「単に落ち込んでいるだけ」「最近調子が悪いだけ」で片づけてしまうことを防ぐため、
うつ状態のさまざまな特徴を紹介します。

目次

  1. うつっぽいときにチェックする30項目!うつの兆候&症状
    1. 暗く辛くなっていなくても気分の変化は危険信号
    2. 原因や病状がハッキリしない体調の変化
    3. うつは思考を歪めてしまう!判断すら誤ることがある
    4. 周囲の人に聞いてみるとわかる行動や習慣の変化
    5. 少しでも兆候に気付いたら、無視せず自覚すること

うつっぽいときにチェックする30項目!うつの兆候&症状

うつ状態にも症状に違いがあるのですべてに当てはまるかどうかを問うものではありませんが、
多く当てはまる人は注意が必要です。

多くあてはまらなくても、以前と比べて当てはまることが増えた人は要注意。

若い頃や元気で幸せだった頃と比較するか、
大きな環境や生活の変化があった場合はそれ以前と比較してみてください。

「自分の正常な状態」がどんな感じかをイメージして、
そのイメージと異なって当てはまる部分には注意してくださいね。

暗く辛くなっていなくても気分の変化は危険信号

うつは暗くて辛いイメージがあるかもしれませんが、それ以外の感情でもうつ状態の兆候であることがあります。

1.楽しい気持ちや嬉しい気持ちになりにくくなる

単に楽しいや嬉しいことがないのではなく、
以前は楽しめていたことや嬉しかったことがそう感じられなくなります。

無表情になったり、感情や情熱が薄くなります。

2.不安や心配事が増える

今まで気にしていなかったことでも不安や心配が大きくなります。

3.「死にたい」「やめたい」「消えたい」気持ちが出る

漠然とすべてが嫌になる感覚や、自分自身に対する強い否定という形で兆候が表れることもあります。

本人が本気で思っていなくても、このような言葉を使うことが増えるときも要注意です。

4.空虚感や絶望感がでやすくなる

それほどのことでもないのに絶望したり、「何も意味がない」と空虚な気持ちになります。

自覚がない空虚感の結果として、「人生の意味」を考え始める人も多いです。

5.時間によって波がある

うつ病の場合、朝に調子が悪いことが多いといわれますが
非定型うつ病では気分の上がり下がりが激しくなり、特に嫌なことがある時に気分が落ち込みます。

6.天気に左右されやすくなる

うつ状態だと心のエネルギー全体が下がっている状態なので、
天気による環境の変化や気圧の低下によって気分が左右されやすくなります。

7.人の気持ちや周囲の雰囲気や他人事に左右されやすくなる

周囲の人の感情が気になり過ぎたり、周囲の雰囲気に引っ張られて自分の感情が変わりやすくなったり、ニュースなどの他人事で落ち込みやすくなったりするなど、
自分以外のことに影響を受けやすくなります。

8.怒り・悲しみ・嫉妬・不満・イライラなどが大きくなる

嫌なことや辛いことによって受けるマイナスな感情が大きくなりやすくなり、
さらに些細なことでイライラするなど気が立ちやすくなります。

「なんであんなに怒ってしまったんだろう?」などと思うことが多い人はうつの前兆かもしれません。

原因や病状がハッキリしない体調の変化

うつ状態の場合は症状が変わりやすくて病院に行くのを躊躇してしまうような体調不良や、
内科にかかっても異常が明らかにならないような体調不良が多くなります。

9.怠く疲れやすくなる

いつも怠さが拭えないような状態になり、以前よりも疲れやすくなります。

10.睡眠が十分にとれない、寝過ぎて起きられないなど睡眠トラブル

睡眠状態が悪化して支障がでてきたり、悪夢を見たりするのは心の不調のサインとして現れることが非常に多いです。

11.食欲がなくなって痩せるか、食欲が異常に増えて太る

食事をいつも通りにとれるということは健康の条件。

食欲の増減以外にも、偏食やえり好みが激しくなる場合もストレスが多くなっているかもしれません。

12.胃腸の調子が悪くなる

胃がキリキリ痛くなったり、出勤前にトイレに駆け込むなど、
ストレスがかかると一番に胃腸に来るという人は多いです。

そういう場合はうつ状態にも注意が必要です。

13.頭痛や神経痛が増える

身体のあちこちが痛いことがうつ病の前兆だったというエピソードはよくあります。

14.汗や手が震えるなどの自律神経症状が出るようになる

ストレスが掛かると自律神経(身体の状態を整える)の働きが乱れます。

15.元々の体調不良が余計に気になる

腰痛や頭痛、肩こりなど、慢性的な体調不良を抱える人は多いですが、
精神的にうつ状態になっていると余計に気になるようになっていきます。

体調不良のことで何かを諦めるようになったり、以前よりもイライラするようになったら、
体調不良が悪化したのではなくうつの兆候かもしれません。

うつは思考を歪めてしまう!判断すら誤ることがある

16.些細なことや小さなことでも気になる

今までは気になっていなかったような細部に気が付くようになったり、小さなことでも大きく反応するようになってしまうときはうつの兆候かもしれません。

17.過去の嫌なことや失敗を思い出す回数が増える

思い出すこともなかったような昔の嫌な記憶を思い出したり、小さな失敗でも思い出すようになってしまいます。

18.ネガティブにぐるぐる思考が繰り返される反すう思考になる

解決できないことや考えても仕方がないことに結論が出せず、
同じことをずっと繰り返し思い出して考え続けてしまうのは、典型的なうつの症状です。

19.他人の批判が過剰に気になり、人に嫌われたと思い込みやすくなる

以前よりも他人の意見を気にするようになり、少し否定されただけでも過剰反応してしまいます。

特に、少しのことで「嫌われたのでは?」と思う場合はうつ状態の症状であることがあります。

20.極端な白黒思考や二元化、決めつけが多くなる

ゼロか百かというような極端な考え方をしたり、
「良い人と悪い人」「成功者と失敗者」と二つに分けて考えるようなことが増え、
ものごとを決めつけやすくなります。

その結果、すぐに「もう終わりだ」と絶望したり「もうダメだ」と諦めたりしやすくなります。

21.自分を責めやすくなる

典型的なうつの症状です。

自分には関係がないことでも責任を感じたり、些細なことでも自分を責め続けたり、
「何か悪いことをしていないか?」と常に気にするようになったりします。

22.自己評価が低くなり、自分自身や自分の人生に価値がないと感じる

自分に関するあらゆる事に対して価値を感じなくなります。

それほどの理由もなくこのような状態になっている場合はうつの可能性が高いです。

23.責任感や「やらねば」思考が強くなる

うつの人は気力がなくなると思われがちですが、うつ状態になると「こうしなければならない」「周囲に迷惑をかけてはならない」という思考が強くなります。

普段よりも仕事に精を出したり活動的になっていたりと一見元気に見えても、
そうしなければならない強迫観念がある場合は気を付けましょう。

周囲の人に聞いてみるとわかる行動や習慣の変化

24.ミスやうっかり間違いが多くなる

うつ状態になっていると脳の働きが悪くなることや精神状態が悪いことによって、失敗が増えます。

失敗によって落ち込んで、余計に精神状態が悪化していく悪循環に気を付けましょう。

25.集中力がなくなる

自覚しやすい症状として、デスクワークや読書や細かい作業に集中することが難しくなっていきます。

「他に気が散るのが原因」というよりは、一つのことに集中しようとすると疲れて他のことを始めるのが特徴です。

26.LINEや電話などの連絡が返せなくなる

人と連絡を取ることが億劫になります。

ぼーっとしていて忘れてしまう、人と関わりたくない、集中できない、不安になるなど理由はさまざまですが、
連絡を「返したくないのではなく返せなくなる」場合はうつ状態かもしれません。

27.「やろう」と思っても動けなくなる

何かをしようと思い立ってから行動するまでに相当の気力や努力が必要になってきます。

次の行動に移るときに、何もせずに立ち止まるような時間が増えた場合はとても危険です。

28.失敗や至らないことが無かったかどうかの確認行動が多くなる

一度確認すればよかったことを繰り返し確認したり、人に対して謝ることが増えたり、丁寧に思い返して考えることが増えたりしている場合は、
精神状態が悪くなっている証拠です。

29.身だしなみや片付けをきちんと出来なくなる

明確な理由はないのに、以前よりも外見に気を遣わなくなったり、部屋が汚くなっていたら、
うつによる症状が最初に現れた結果かもしれません。

30.人ごみやにぎやかな場面、テレビやSNSが苦手になる

うつ状態のときは精神が疲れているので、情報刺激を受け止めきれなくなります。

音や匂いや見た目だけでなく、感情や情報が多いもの全般に苦手意識を持つようになります。

少しでも兆候に気付いたら、無視せず自覚すること

「余計に落ち込みそう」「自分は精神疾患にはならない」「弱さの証拠だという気がする」などの様々な理由で、うつ状態を認めたくない人も多いです。

少しでも兆候があった場合に、それを認めてケアをしないと最も恐れている自体に繋がります。

また、なんとなくの「うつのイメージ」に当てはまらないからと油断してはいけません。

やる気いっぱいで仕事に励んでいたのだけれど、眠れないことや体調不良を放置した結果、
ある日突然布団から出られなくなってしまう人もいます。

「元気かどうか」だけで判断せず、うつの兆候を見逃さないようにしましょう。

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